大人のたしなみ
歳を重ねると、
クルマとの付き合い方が変わってくる。
速さを誇示する必要はない。
音量で存在を示す時代でもない。
いわゆるオラオラ系は、
若さと一緒に卒業していい。
操ることが、いちばん贅沢
フィアット500Sのマニュアル車は、
数字で語るクルマではない。
コンパクトで、軽くて、
必要十分なパワーしか持たない。
だからこそ、
クラッチを踏み、
シフトを選び、
自分の意思でクルマを前に出す。
この一連の動作そのものが、
大人のたしなみになる。
速くない。でも、楽しい。
直線で威張ることはできない。
信号ダッシュで勝つ気も起きない。
それでも、
コーナーの手前でシフトを落とし、
回転を合わせ、
クルマがスッと姿勢を整えた瞬間、
「まだ、ちゃんと運転してるな」
そう思える。
ルパンも、乗っていた?
フィアット500と聞くと、
どこかで思い出す人も多いはずだ。
――ルパン三世。
カリオストロの城で、
あの小さなクルマを軽快に操る姿。
派手なスーパーカーではなく、
小さく、機転が利き、
腕で乗るクルマ。
あれは偶然じゃない。
クルマは、年齢を映す
歳をとっても、
クルマで威張る必要はない。
むしろ逆だ。
控えめで、
分かる人だけが分かる選択。
フィアット500SのMT車は、
そんな価値観を持った人にこそ似合う。
マニュアルで走ろう
オートマが悪いわけじゃない。
便利さも、正義だ。
それでも、
「自分で操る感覚」を
まだ手放したくないなら。
フィアット500SのMTは、
ちょうどいい。
大人が、
無理せず、
格好つけすぎず、
それでも楽しめる一台だ。
派手さより、技。
速さより、余裕。
そして、ほんの少しの遊び心。
それが、
大人のクルマ選びだと思う。
執筆:編集部(TKROOM)


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