カラーマシン図鑑 番外編 ― 7歳の子どもが描いた「しゃっきん大国日本」 ―

モータースポーツ

しゃっきん大国日本 – 子どもの目に映るこの国のカタチ。

ボディサイドに黒い太字で書かれた文字。
「しゃっきん大国日本」
そして天井には堂々と「お金大好き」。

――描いたのは、7歳の子ども。

カラーペンで迷いなく線を引き、
フロントには真っ赤なベースに黄色い“¥”マーク。
ボディには100円玉と500円玉が舞っている。
まるで、「金が回ってるようで、実は借金で回ってる」現代ニッポンそのもの。

7歳の無垢な視点が、誰よりも本質を突いてしまった。

「時代」って言葉で済ませていいのだろうか。
物価は上がり、夢は下がり、
子どもが社会の仕組みを皮肉る国になってしまった。


大人たちは今日も会議で言う。
「保証は?」「労災は?」「有休は?」
――権利を叫ぶ声ばかりが響く職場。

もちろん大切なことだ。
けれど、誰も言わない。「じゃあ利益はどう出す?」
“働く”が“守られるための行為”に変わった時、
国のエンジンはどこへ向かうのか。

借金まみれで走り続けるこの国のレーシングカー。
子どもの手によってデザインされたその姿は、
まるで「おとなたちの言い訳」を代弁しているようでもある。


7歳のデザインに笑っていられるうちはまだ幸せだ。
でもこのままいけば――
次の世代が描くのは、
「しゃっきん大国」ではなく「崩壊大国」かもしれない。

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