長年、新日本プロレスを見続けてきた私だが、今回の「100万円チケット」には手が出ない。
それどころか、問い合わせが殺到しており、完売必至とのこと。情けないやら、羨ましいやら……。
チケット代金に上限はない
「話題が伴った興行ならばチケット代金に上限はない」――私はずっとそう考えてきた。
事実、格闘技の世界では那須川天心 vs 武尊の一戦で、最前列席が300万円で取引されたという。
新日本プロレスも1月4日東京ドーム大会で、最高額100万円席から2階B席5,500円まで幅広い席を用意。さらに「100年に1人の逸材」棚橋弘至に合わせた1,231円の『逸材シート』まであるという遊び心。
こうしたバリエーションは、むしろ正しい売り方だろう。
お金持ちのおかげで観戦できる
結局のところ、お金持ちが高額チケットを買ってくれるからこそ、庶民の我々も比較的リーズナブルな価格で観戦できる。
要するに「パトロン様のおかげでドームに行ける」のだ。ありがたい話ではないか。
サービス業が客を育てなくなった
幼少時、ホテルでマナーを叩き込まれた世代からすれば、「お店に選ばれる人になる」ことが目標だった。
だが今やサービス業が客を育てる努力を怠った結果、飛行機のエコノミー席で騒ぐ乗客がはびこる。
買わない人、買えない人が口を出す時代になってしまった。
その象徴が「高額チケット」に対するSNS上の大合唱なのだろう。
それでもやっぱり無理
仮に50万円だったとしても、私には到底手が届かない。
100万円? もう笑うしかない。
でも、「買える人が買う」――ただそれだけの話だ。
買えない自分を卑下する必要もないし、SNSで吠える必要もない。
むしろ「羨ましい」と素直に思うのが正解だろう。
結論
新日本プロレスの「100万円チケット」。
これは新しい時代のエンターテインメントの形だ。
「金を出す人が出す。出せない人は黙って楽しむ」。
昔の言葉で言えば、「口を出すなら金を出せ」である。
……さて、私はいつものスタンド席で十分満足だ。
その分、帰りにこってりとしたラーメンでも食べて帰るとしよう。


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